
・・シカゴのダウンタウンで買い物や食事を楽しんだ。
・・・ミシガン湖やシカゴリバーの建築クルーズもやった。
・・・・フィールド博物館や水族館も行った。
そんな、一般的な観光ルートを終えたシカゴ通の方々にもおすすめなのが、
シカゴ劇場の劇場内覧ツアー”Chicago Theatre Marquee Tour“です。
シカゴ劇場って何?
シカゴシアターは、もともと無声映画のための映画館として1921年に作られた劇場です。
かつてはチャップリンも何度も訪れていて、フランクシナトラが愛した劇場としても知られています。
ブロードウェイでも長年大人気のミュージカル”シカゴ(CHICAGO)”の舞台にもなっていた場所ですね。
シカゴに遊びに行っても、いつも前を通って写真を撮るくらいしかしていなかったのですが、
どうやら劇場内部を見せてくれるツアーがあるとの情報を知り、早速参加しました!
シカゴシアターのツアーの参加方法
毎日12時、13時、14時の3回ツアーが行われているので、その時間に劇場の前に行きましょう。
写真のように看板が出ています。
チケットはホームページから事前に購入することもできますが、その場で買うこともできます。
私は日曜日に参加しましたが、他に参加者がいなくてプライベートツアーになりました。
丁寧に説明してもらえて本当に勉強になりましたが、ある程度英語が話せないと厳しいかもしれません。
ツアー自体は約1時間でお金は15ドルですが、その何倍もの価値があったと思います。
シカゴ劇場見学ツアーの内容をざっくりご紹介
シカゴ劇場は、コンサートやミュージカルの会場として現役で使われていますが、
もともと無声映画の上映のために作られた劇場なので、映画館のように広いんです。
フランスの劇場をもとに作られたとかで、シャンデリアや大理石が美しいです。
エントランスを抜けると1920年代の無声映画全盛期に使用されていた、
モールス信号のような通信機器や無声映画を流す際に横で演奏されていたピアノなどを見ることができます。
【チャップリンの映画を流しながら演奏するピアノ】
【無声映画を邪魔しないために当時使用していた通信信号】
これのボタンで劇場内部の係員と外の係員が連絡を取っていたらしい。
劇場スタッフが当時使用していたサイン。
無声映画を完璧な状態で楽しんでもらうって大変なことだったんだと実感できる一枚。
さらには、オーナーが変わる度に行ったり来たりを繰り返したシカゴ劇場の内装の変遷などの歴史も面白い。
普段は演者しか通ることのできない階段やそこに書かれた数々のスターのサインなども見せてくれます。
階段で見るサインの一番の目玉は、フランクシナトラのサインです。
さらに、ツアーの最後には舞台にも立たせてくれますよ!
初めてあんな大きな舞台に立ちました。スターの見てる景色ってこんななんだなー。
ちなみに、前日まであのJason Mrazが連日コンサートをしていたので
あと一日早いツアーに参加していればセットも全て見ることができたらしい・・。
ミュージカル・演劇が大好きな私としては、ここまで丁寧に劇場を見せてくれる機会は
本当に貴重でありがたかったです。やっぱりシカゴは文化的にぶっちぎりで優れているなと思います。
【非常に美しいシカゴ劇場のメザニン席(最高級席)の様子】
シカゴシアター (Chicago Theater)
住所:175 North State Street, Chicago, IL 60601
HP:http://www.thechicagotheatre.com/tour.html (チケットもここから買えます。)