こだまのグリーン車1

飛行機のビジネスクラスと同じように、「いつかは乗ってみたいな」と思うのが新幹線のグリーン車。

今回の年末年始は妻と実家で過ごしたのですが、東京に戻る日がモロにUターンラッシュにぶつかってしまい、こだまのグリーン車しか取れない事態に。そもそもこだまにグリーンあったんだ!と驚きすら覚えつつ、JR東海に高いお金を払って、こだまのグリーン車に乗ってみたので、乗り心地やコスパの高さについてレビューしたいと思います。

広々&ゆったり座席は満足感高い

さあ、早速中に入りましょう。ふだんは通ることのできないこのドアをくぐることにちょっと優越感・・(笑)

こだまのグリーン車1

中を開けると、座席はこんな感じです!

こだまのグリーン車2

(画像:http://www62.tok2.com/home/tsubame787/seat_700.html)

おーー、グリーン車だけあってか本当に緑色の座席でした。当然座り心地もめちゃめちゃ良しです。

普通車両と違って、肘掛けも大きめで革張り↓

こだまのグリーン車3

フットレストが全席に完備されています。みなさん靴を脱いで靴下になってます。

こだまのグリーン車4

コンセント差込口は無し・・

席の周りをきょろきょろ探しましたが、コンセントはありませんでした。

こだまは旧式の700系車両を使っているため、差込口が常備されていないのです。スマホやPCを充電したい方には少し残念ですね。

車内販売のサービスは?

今回は約3時間こだまに乗ることになったので、「途中で売り子のお姉さんからコーヒーを買おう」と思っていました。

が、しかし、ここで衝撃の事実。こだまには車内販売サービスが無いんです。

ええ、知らなかったですよ。。経費削減のため、ひかり以上の列車でしか車内販売は行っていないらしいです。

グリーン車といえば、乗客に対する「おしぼりサービス」などがあると聞いていたのですが、こだまではそれもありません。これはちょっと残念ですね。

お弁当や飲み物は途中駅で買う

「じゃあ、こだまに乗っちゃったら3時間何も買えないの?」

ご心配なく。こだまでは、お弁当や飲み物は途中の停車駅で買うことができるんです。各駅に停車するときに、「当駅で約4分間の停車です。」のようなアナウンスがあるので、この時間にホームに降りて名産の駅弁や飲み物を買いに行きましょう。

私は名古屋駅でカツサンド買いました。

こだまのグリーン車5

グリーン車の最大メリット:乗客の質が良い

グリーン車に乗ってしみじみと実感したことですが、やはり乗客の方の雰囲気が少し違います。これは自由席や指定席との一番の違いでしたね。

パッと周りを眺めてみただけでも、グリーン車の客層には以下のような特徴がありました。

  • 家族連れがほとんどいない
  • 年齢は30代後半以上
  • スポーツ新聞を読まずに、読書をしている人が多い(笑)

やはり料金が高いので、小さなお子さんを連れてグリーン車に乗る方はそうそういません。私も自分の子供にグリーン車なんて絶対乗せません(笑)それから、お正月気分でお酒を飲みまくって騒いでしまうようなグループもいませんでした。

なので、結果としてグリーン車内はとても静かで落ち着いた環境です。

読書だったり、睡眠だったり、みなさんが思い思いに自分の時間を楽しんでいる感じがしました。

こだまのグリーン車の料金は?私は次も乗る?

今回は、名古屋から東京までの区間、こだまのグリーン車を利用しました。

EX予約を利用したため、片道13,700円でした。

のぞみの指定席が11000円程度であることを考えて、この値段を次も払うかどうか・・。

正直に言うと、NOですね。

もちろん座席は座り心地抜群ですし、乗客の方の質も良かったですが、3000円ほど高いお金と1時間20分ほどの余計な時間を使ってまでまた乗りたいとは思えません。

ただし、キャンペーンがあれば積極的に乗ります!

JR東海が行っている「ぷらっとこだま」やEX予約のこだま★楽特IC早割を利用すれば、東京―名古屋間のこだまグリーン車に9000円程度で乗ることができます。これならのぞみの指定席よりも2000円くらい安くて、優雅な気分を味わえるので絶対アリです!

 

*金沢―京都・大阪間を走るサンダーバードのグリーン車にも乗りました!搭乗記はこちらからご覧ください。

【検証】サンダーバードのグリーンは価格に見合う価値ある?