
(画像:http://www.ilgazzettinodelviaggiatore.it/magazine/images/1DANESI/AOVER/overbooking.jpg)
米国生活半年を迎えた頃、せっかくだからもっと勉強したいとの一心で毎週末にシカゴのビジネススクールへ
通い始めた時の体験談を紹介します。飛行機に乗る機会が増えるとそれなりに苦労することも増えてしまいます。
アメリカン航空でオーバーブッキングが起きてしまったんです。。。
(ニューヨークに留学していたnikoさんに寄稿していただきました)
航空会社のオーバーブッキングで席がない!
ニューヨークからシカゴへ向かうとき、預ける荷物もなく、チケットレスのため空港に到着したのは定刻ちょっと前。既に機内への搭乗が始まっていました。
ちょっと遅かったかなと思いながら、QRを読み取り機にかざし、さあ進もうとしたところ、
「びー!!!びー!!!」赤いランプがけたたましく響き渡るではありませんか。
我が身に起こったことがいまいち飲み込めず、機械の不備?タッチが甘かった?いや、来るの遅すぎたのかな?等、色々考えてみたものの思い当たる節はなし。なんと、モニターにはNO SEATの文字が点滅しています。
この場合、航空会社が故意に起こしたオーバーブッキングのため座席が確保出来ていないケースが大半です。搭乗開始時間前に空港カウンターに申し出て、あらかじめ席がないことをアピールしておかなければなりません。
私は、しまった!と思ってももう後の祭り。本当はもっと早く空港に来るべきでした。ただ、高い授業料を出してビジネススクールに通っていたため、1回でも欠席することは出来ません。こんな所で負けてたまるか!と意固地になり、米国生活半年で学んだ「とにかく自己主張をせよ」の精神の下、
私「授業に間に合わなから、この便じゃないとダメ!」
アメリカン航空職員「シートがない人は次の便ね!」
の押し問答を繰り広げました。
ありがとう!!親切なアメリカ人
傍から見れば単なるクレーマーだったと思いますが、真後ろに並んでいた青年が「僕、急いでないからかわるよ」と申し出てくれ、何とか搭乗することが出来ました。アメリカ人って優しいなと思った反面、空港職員には「席がないのに前もって確認もしないの?」と嫌味なことも言われましたが、この件は次週への戒めにしようと心に刻んだのでした。
出発時間に遅延こそ出ませんでしたが、あのまま係員と押し問答を続け、席をかわってくれる青年が現れなかったと思うと、自分自身の危機意識のなさに辟易するのでした。
まとめ、日本で当たり前のことは当たり前じゃない
日本ではよほどのことがない限り、飛行機に自分の座席がないなんていうことは起こり得ませんが、海外ではそれが当たり前。これでもか!というくらいに自己主張しないと周りの思う壺です。
日本での「当たり前」を海外で貫き通そうとすると、心が持ちません。言い包められる前に一歩立ち止まって一先ず自分自身の意見にも耳を傾けてもらいましょう。
また当然私にもミスはありました。何かトラブルが起きたとしても、すべてを人のせいにするのではなく、自分自身の落ち度も少し考えるくらいの余裕を持つことも大事です。