アメリカならこれだけ読めば大丈夫!イースター(復活祭)と関連する休日まとめてみた

easter

いよいよ今週末はキリスト教のビッグイベント:イースター(復活祭)です。

業務メールの末尾も、“Happy Easter!”が飛び交っていて、

中には金曜日と月曜日を有給にしてイースターを4連休にしているアメリカ人もいます。

日本人の我々には全く馴染みが無いイースターですが、

アメリカに住んでいる以上、キリスト教の理解を深めることで

何かしらの役に立つと思いますので、重要な部分だけまとめてみます。

【そもそもイースターって?】

イースターは、十字架に貼付けられて殺されたイエス・キリストが復活をした日です。

金曜日にローマ軍に貼付けにされたキリストは3日後の日曜日に、復活したとされます。

クリスマスというキリストの誕生を祝う日以上に、「復活」は宗教上重要なタイミングです。

大半のアメリカ人は復活を祝い、イースターエッグやご馳走(イースターディナー)を食べます。

イースターは◯○日と決められているわけではなく、

「春分の日の後の、最初の満月の次の日曜日」とされています。

今年だと、20日の日曜日がイースターになりますが、確かに最近月が真ん丸に近いです。

 

【イースターにはなぜ卵を食べるの?】

easter egg

卵は復活、生命の象徴です。

キリストに新たな命が宿ったことを祝福する意味で、卵型のお菓子や本当の卵を食べます。

この卵は、カラフルにするのが普通で、イースターエッグと呼ばれます。

赤の卵・・復活の血の色
緑の卵・・春の芽吹きの色

あと、うさぎのイラストやおもちゃも良く使われるのですが、なぜうさぎなのでしょうか?

このうさぎは、イースターバニーと呼ばれていて、

イースターエッグを運んできたとされています。

イースターの飾りでは、うさぎの風船が良く使われますね。

【イースターに関連する重要な日と名称】

実はイースターのカレンダーは、その前後の休日だけでなく2ヶ月前から始まるんです。
アメリカ駐在員が覚えておくべきキーワードは以下の通りです。

レント(Lent):
lent

イースターの40日前から始まる期間をレント(Lent)という。
厳格なクリスチャンは、このレントの期間に肉を断食して、魚や野菜で40日(6週間)を過ごします。
ただ、アメリカ人でここまで厳しくレントの期間を過ごすことは稀で、
みんな自由に決めた「何か1つ」を我慢します。
例えば会社の同僚は”キャンディー”や”アイスクリーム”を断食しています。

太った火曜日(Fat Tuesday)

Fat-Tuesday
レントが始まる前日のこと。
伝統的に、肉が食べられなくなる前の最後の日なので、人々はカーニバルを行って
どんちゃん騒ぎをしていたが、そのどんちゃん騒ぎの風習だけが今でも残っている。
お酒を飲んで、肉を食べて、ニューオーリンズなど一部の街によっては裸になる女性が続出する。

灰の水曜日(Ash Wednesday)

ash wednesday
レントの初日のこと。
伝統的には、悔い改めの印として額に灰を受ける儀式が教会にて行われるが、
アメリカでしかも会社員となると、そこまでする人は稀。
ただし、レント期間になるので、アメリカ人の同僚と行くランチが、
ハンバーガー屋からいきなり日本食屋になったりします(笑)

聖なる1週間(Holy Week)

イースター直前の1週間をこう呼ぶ。この1週間丸々がreligiousな雰囲気になるわけでは無いが、
「今週はHoly weekだね」というような会話はアメリカのオフィスで散見される。

グッドフライデー(Good Friday)

前回の記事でもまとめた通り。
イエス・キリストが十字架にはりつけにされたことを記念する日。

イースター(Easter)

冒頭でも解説した通り、グッドフライデーに張りつけにされたキリストが
3日後のこの日に復活したとされる。1年の中でキリスト教徒にとって、最も重要な1日。

以上、アメリカ赴任生活をしていく上で、キリスト教の知識は少しずつでも身につけて行きたいですね!