
アメリカに住む日本女性の中には、「こっちでもネイルをやりたいけど、サロンに行くのが不安・・」という方も多くいらっしゃると思います。
日本語が使えないと、変な風にされちゃうんじゃないか・・とか、ネイルに関する英語がわからない・・・とか色々考えてしまいますよね。
そこで今回は、アメリカでのネイルサロンの選び方やメニューについてアメリカに長く住むまゆみさんにお聞きしました。
1. アメリカのネイル事情
暖かくなり周りがサンダルを履き出したら、みんなの足元を見てください。
かなりの数の人が足の爪にネイルをしていると思います。
私はネイルをするのはアメリカ人にとって身だしなみの一つではないかと思います。
アメリカでは大都市でも小さな街でも、どこに行ってもネイルサロンを見かけると思いますが、それだけ需要があり沢山の人が気軽にネイルを楽しんでいます。
日本でマニキュアと言えばカラーの事と思っている方も多いですが、こちらでマニキュアは手の爪を整えてキューティクルを綺麗にする事です。
日本で言うマニキュアはPolish(ポリッシュ)と言います。
アメリカではまだポリッシュをやる人がとても多いです。
日本のジェルネイルもこちらだとGel Polish(ジェルポリッシュ)と言います。
“ジェルネイル (Gel Nail)”と言うと、ジェルエクステンション(長さ出し)と思われる事があるので、ジェルネイルをやってほしい場合、ジェルポリッシュと言った方いいと思います。
ジェルのスタイルも90%のサロンがボトルタイプのジェルを使っていて、日本のスタイルの様に容器に入ったジェルを筆で塗るという所はあまりないです。
2. ネイルサロンの選び方
まず、アメリカのネイルサロンは「安かろう、悪かろう」です。
すごく高級な所に行く必要はありませんが、安い所には安い理由があると思って下さい。
私の経験から言うと、価格による一番大きな違いは衛生面ですね。
衛生面とは、お店自体の外装・内装の清潔さだけでなく、使うツールの清潔さも含めてのことです。
それぞれの道具がしっかり消毒されているかどうか、これはある程度値段で判断するしかないと思います。
都心と地方では値段設定も大分変わると思いますが、
マニキュア10ドル以下、ペデキュア18ドル以下、ジェル20ドル以下はあまりお勧めできません。
料金の目安は自分の気になっているサロンをいくつか見つけ、サイトなどで比べてもらいたいです。
サロン探しはYelpなどを見るのもいいと思います。
3. サロンで英語は必要なし
驚きかもしれませんが、アメリカのほとんどのサロンはベトナム人が多く働いています。
彼女たちの中には、英語を話せる人もいれば、あんまり話せない人もいます。
こちらの希望を伝える以外、会話をする必要はないです。
必要な英語は、どのサービスをして欲しいのか、爪の形は何が良いのかぐらいです。
何か聞かれる事もあるかと思いますが、お互い第二外国語なので、相手にこちらの言っている事が伝わればどんな英語でも問題ありません。
相手のアクセントがきつくて本当に言っている事が分からなければ、スマホで通訳のアプリを使ってもいいと思います。
このStand Up Comedyはかなり有名です。
4. サロンでのメニュー
ネイルサロンのメニューを一覧でご紹介します。
Manicure(マニキュア)
爪を整え、キューティクルを綺麗にしてもらいマッサージを受け、好きなPolish(ポリッシュ)を塗ってもらう。
Pedicure(ペディキュア)
足をタブに入れソークした後、爪を整えキューティクルかかとのケア、そしてマッサージの後Polishを塗ってもらう。
Mani & Pedi(マニペディ)
マニキュアとペディキュアのセット、マニペディと言います。
Gel Polish(ジェルポーリッシュ)
日本のジェルネイルと同じですが、ボトルタイプのジェルがほとんどです。持ちは大体2-3週間でフィルインは出来ません。
Hard Gel(長さ出し)
こちらはフィルイン可能ですが、ジェルのエクステンションをやっている所は少ないです。Nail Enhanceと言っている所もあります。
Acrylic(アクリリック)
アクリルネイルです。サロンのメニューにはFull Setと書いてある所も多いと思います。
注意!!!
アクリルを落とす時にアセトンが入ったボウルに手を漬けるように言われたら、その場で断ってそのサロンは絶対に止めた方がいいです!
アセトンに指をそのまま漬けると、爪はものすごく痛みます。
ちゃんとマシンが使える所で落としてもらいましょう。
Manicure, PedicureはClassic、Basic, Signiture, DelaxやSpaなどの名前が付いたものがありますが、それはサービスのランクのようなもので値段を見れば分かります。
料金が高くなればスクラブやパラフィンワックスが追加されますが、Basicだけをやってもらい追加する事も可能です。
それらはAdd On Service(お店によって呼び方はいろいろです)から選べます。
ちなみに French Tip(フレンチ ティップ)ポリッシュでもジェルでもフレンチをやってもらう場合は、大体プラス5ドルほど取られます。
5. サロンでの流れ・英語の話し方
サロンに着いたら、まず何のサービスをやってもらいたいかを受付で伝えましょう。
事前にお店のサイトか何かあればそれを見て決めて行った方が楽だと思います。
これは見本ですが、大体こんな感じです。
英語での言い方は、やってもらいたいサービスの名前の後にPleaseを付ければ全然問題ありません。簡単です。
ManicureかPedicureの場合はテーブル又はペディキュアチェアに座る前にカラーを選び、そのボトルを持って行きます。
ほとんどのサロンが待つ時間があれば、その間にカラーを選び、すぐやってもらえるようなら「カラーを選んでここに座って」など言ってくると思います。
お店に寄りますが、ジェルの場合は待っている間もしくはテーブルに座ってからカラーサンプルの様なものを見せられますので、そこで決めます。
それから爪を切って形を整えてもらいます。
その時、爪の形はどうするか聞かれるので、下の絵を参考にして下さい。
そしてキューティクルを切ってもらいます。
ペディキュアをやると、かかとのファイルがあります。
その後マッサージをしてもらいポリッシュです。
マニキュアもペディキュアもポリッシュを塗ってもらったら終わりです。
ジェルは乾くまで待つという事がありませんがポリッシュが乾くのにはかなり時間がかかります。
マニキュアはポリッシュが終わってから5分くらいはテーブルに座って表面だけでも乾いてから席を立った方がいいと思います。
ペディキュアはネイリストによってサンダルを履かせてくれる人もいますが、「はい、終わり。」とそのままの人もいますから、こちらも5分くらいして、自分の判断でサンダルを履いて下さい。
サービスが終わると大体”Thank you” や “You are all set” など言われますので、それが終わったという事です。
まとめ
私は日本のネイルサロンに行った事がないので分かりませんが、カスタマーサービスはあまり期待出来ないと思って下さい。
あちらも商売なのでいろんなものを勧めてくるかもしれませんが、いらないサービスはキッパリ断わりましょう。
ベトナム系のサロンに行った場合、親切ではないと感じる事があるかと思いますが、お国柄なのかな、、とも思います。なのでこういうもんだと思えばいいと思います。
ネイルサロンはいろんな所に行けば色々と分かってきます。アメリカのサロンはリーズナブルで気軽に行けるので
是非ネイルサロンを色々試して楽しんでみて下さい。
*ちなみに、アメリカでネイリストやエステティシャンとして働きたい方はこちらの記事もどうぞ。
資格の取り方や給料について解説しています
ボストンでネイリストやってます。本当に安全なところがいいならツールが消毒してあるかなどをみるようにしたほうがいいです。あとはアクリルネイルをしてないとかの方が健康志向でいいポリッシュを置いてあることが多いです。
あとは会社がアジア人だけではなくてアメリカ人も雇っていることです。