
ニューヨークを訪れたら絶対にチャレンジして欲しいのがブロードウェイミュージカル!
このブログでも色々な作品をご紹介していますが、
今回初めてオフブロードウェイを観劇してきたので、ミュージカル通の方にご紹介です。
作品は、ファンタスティックス!Fantasticks!
世界で最も長い間公演され続けている演目です。
私がファンタスティックスを観た日でニューヨークの公演が20441回目でした!
tktsのスタッフにおすすめしてもらったのですが、とてもクラシックなラブ&コメディです。
役者さん全員がチャーミングで、壁(ウォール)役の全く話さない青年がいたりと
不思議で面白い空間です。
価格もオフブロードウェイなので安めで、tktsで59ドルでした。
下北沢の小劇場作品などを観ている方はすんなり楽しめると思います。
ファンタスティックスのあらすじ
*英語が100%で無い場合は、ブロードウェイミュージカルはあらすじを理解してから観た方が絶対に楽しめます。
10本以上ブロードウェイを観劇してきてそう感じました。
16歳のルイザと大学生のマットは隣同士に住み、
互いに愛し合っていましたが、2人の父親同士は犬猿の仲。
家の境の庭に高い壁を建ててしまったため、親の目を盗んでは壁越しに愛を語り合っていました。
ところがこの父親達は、実は大親友。
子供同士を結婚させようと考えていたものの、
子供は親の言うことに反発するものであると考えた2人は、
わざと犬猿の仲を演じ交際を強く反対することで、2人の愛を強くさせていたのでした。
計画の仕上げとして、自然な流れで和解し2人の結婚を認めるように持っていこうと
ルイザをわざと誘拐させ、それをマットに救わせる形で両家が和解するというシナリオを思いつきます。
謎の男エル・ガヨに誘拐犯の役を依頼し、劇役者のヘンリーと
その付き人モーティマーらと共に狂言誘拐を企てるのですが…
(http://www.at-newyork.com/musical/2013/04/fantasticks.htm)
ファンタスティックスはこんな人におすすめ
既にたくさんのブロードウェイミュージカルを観ていてちょっと違うのが観たい方。
これぞブロードウェイ!という華やかさはありません。
客席も最大で200席くらいの小さなシアターです。
ただ、役者さんがとても近いので、少しお客さんともコミュニケーションを取りながら
ミュージカルが進んで行くのが面白いです。
ミュージック以外の、劇の部分が今のブロードウェイより少し多いなと感じました。
個人的にハマったキーワードは、try to rememberとmoonです。
2枚目役のEl Galo(エルガヨ)がとにかくかっこよかった・・。
ヒロイン役の子もかわいかったし、何と言っても2人の両親がチャーミングです。
ここからブロードウェイが進化していったんだな、と非常に感慨深い思いになれます。
ファンタスティックスは劇場も楽しんでください!
舞台に入る前の通路には過去の役者さんたちの写真や登場するキャラクターのイラストイメージなどが
展示されています。ミュージカルを近くに感じることができるのでとてもおすすめです。