
(www.nbc.com)
大好きなブロードウェイミュージカルで、残念ながらあまりおすすめできない
作品に出会ってしまいました。これも1つの参考意見として読んでいただければと思います。
今回は、”A Gentleman’s Guide to Love and Murder 紳士のための愛と殺人の手引き”
2014年のトニー賞 ベストミュージカル賞を受賞していたので、かなり楽しみにしていたのですが
なんと、面白くなさすぎて寝てしまいました・・・。
日本から旅行で来た観光客の方が、ブロードウェイを観て寝てしまうというのは
良くあることなんです。皆さん時差で苦しんでいるので。
ただ、私はオハイオからで時差は一切無いので、単純に作品に興味がわかず寝てしまいました。。
原因はわかっていて、以下の2点です。
1.英語の訛り(なまり)がキツすぎる
舞台は1909年のロンドンだからなのか・・。
役者さんが全員イギリス英語をしゃべっているのでしょうか?
とにかく普段接しているアメリカ英語と全く違い、本当に何を言っているかわかりづらかったです。
他のブロードウェイミュージカルと比較しても半分以上聞き取れなくて眠くなりました。
2.アメリカンユーモアが強すぎる
8人の遺産相続候補者を面白おかしな方法で殺して行くストーリーなんですが
1人の役者さんが8人の候補者を演じ分けます。
しかし、この演じ分けもなんだかアメリカ的な雑なやつだったなあ。。
髪型変えればいいんかい!みたいに思ってしまいました。
観劇しながら「なんで8人の設定にしたんだろう?」という思いがふつふつとわいてきて
殺し方もそこまでユニークではなく・・。アメリカ人は大爆笑だったのですが、だんだん笑えなくなってしまいました。
ということで、言葉とユーモアの2段階で理解できませんでした。
東京で生活しているアメリカ人が、大阪で吉本新喜劇を観劇させられた、という感じでしょうか(笑)
個人的には、このブログでおすすめしている別のミュージカルを観ていただいた方が
楽しめるのではないかなと思いました。
同じ旅程の中で、ブックオブモルモン、キンキーブーツ、マンマミーアを観ましたが
全てこの作品より優れていたと思います。
A Gentleman’s Guide to Love and Murderのあらすじ
*英語が100%で無い場合は、ブロードウェイミュージカルはあらすじを理解してから観た方が絶対に楽しめます。
10本以上ブロードウェイを観劇してきてそう感じました。
始まりは1909年ロンドン。貧乏な暮らしをしているモンティー・ネバロは、
突然の母親の死に打ちひしがれる。しかし、亡き母の古い友人であるミス・シングルが
思いもよらないニュースを彼に持ち出してくる。
それは、愛する息子を育てるために必死に床磨きの仕事をしていた母が、
実は裕福で知られるD’Ysquithファミリーの末裔であった。
家族の反対を押し切ってキャスタリアン家の血筋の父と駆け落ちしたことを機に、
一族のメンバーから永久に追放されてしまっていたのであった。
続けてミス・シングルは、伯爵アダルバート・D’Ysquithに親族はたった8人しかいないことを告げる。
一攫千金のチャンスになるかもしれないと思ったモンティーの心に良からぬ提案が思い浮かぶ。
彼は自分の前にいる他8人の相続人たちを抹消し、自らが相続人になることを決意する。
果たしてモンティーは一番下である9番目の相続者からのし上がり、見事爵位を継承することができるのか!?
(http://www.at-newyork.com/musical/2014/06/agentlemansguide.html)