
(画像:hawaii-life.biz)
アメリカに来て受けた差別のことを書いた記事を多くの方に読んでいただいています。
これです↓
ただ、気づけば最近この手の日本人差別を受ける機会が少なくなったなぁと個人的に感じています。(まだあるけど!)
そこで、アメリカ人が差別をする理由を、私の英語力の現状と絡めて考えてみました。
アメリカ人からの差別に悩む日本人の皆さんの参考になれば嬉しいです。
アメリカ人がアジア人や日本人を差別する理由は?
こんなタイトルを付けておきながら、「アメリカ人は・・な国民」という括りをするつもりはありません。
差別をするのは、何もアメリカ人に限った話ではなく、しかも差別の理由は国籍に依らないと思うんです。
人は、「自分と違うもの」を強烈に意識します。自分の世界の中に入っていないものを見ると、
それを取り込もうとする人よりも、拒絶しようとする人の方が圧倒的に多いです。
いわゆる、仲間外れというやつですね。
アメリカ人が、差別を行うのも、これが原因の場合がほとんどだと思います。
“自分達と違う。なんだこいつは!自分の世界に入ってくるな!”
となるわけです。
では、アメリカ人は、この違いをどこから感じているのでしょうか?
以下は、1年間アメリカに住んで感じた一駐在員の意見としてご覧ください。
人と人とのコミュニケーションで何よりも重要なのは言葉:それが英語
「言葉が通じなくても、気持ちは通じる」
ラブストーリーでありそうなセリフですが、現実はそんなに甘くないですよね。
どんなにあなたがアメリカ人と仲良くなりたかったり、仕事の指導をしたかったりしても、言葉が通じなければうまくいきません。
一回きりのコミュニケーションならまだしも、毎日言葉が通じない状況となれば、あなたと会話しなければいけないアメリカ人からしても、イライラしてきますよね?
つまり、「自分と違う」と感じる要素の非常に大きなウェイトを”英語力”が占めているるのでは無いかと最近感じています。
肌の色が違うとか、人種が違うというのは、当然みんな認識していますが、これらのことに対する差別が倫理上よくないということは、アメリカ人は徹底的に教育されているので表には出しません。
ただし、英語が話せる・話せないということは思いっきり差別の対象になってしまっているんです。
“あいつのアクセントは、笑える”
“全然英語わかってないよな”
とか、アメリカ人がある人の悪口を言うのも聞こえてきてしまいます。
実際、駐在員として毎日アメリカ人と仕事をして、自分でも日々英会話の勉強を行ってきたおかげで、
相手の言っていることはほぼ全てわかるし、自分の話もある程度流暢に行えるようになりました。
言葉が通じるというのはすごいことで、最近レストランに行っても嫌な顔をされることなく、普通に注文をしてウェイターとも軽く会話を楽しみながら食事ができているんです。
言葉が話せると、相手の態度はここまで柔らかくなるんだ、と当たり前のことに気づいてきました。
まとめとして、英語がんばろう。英語が話せて損することは何も無い
もし、「アメリカ人の差別が腹立つ!」とか、「なんでこんなに嫌がられなきゃいけないの?」と悩んでる駐在員、駐在妻、留学生の方がいれば、冷静にご自分の英会話力を一度振り返ってみていただいても良いかと思います。
ネイティブが普通に使う表現を全然覚えて会話に取り入れたりせずに、中学、高校で習った英単語や熟語だけを使ったりしているとすれば、なかなかアメリカ人からのあなたへの評価は上がらないかもしれません。
現在アメリカに駐在している、これから駐在を控えている等の状況で、英会話力を緊急で付けたいという方には、私が一気にネイティブの喋り方を理解しようと思って使ったこちらをオススメします。
使用者目線で徹底レビュー記事を書きました。
日本でも外人に対して同様のことを思ってますよ。
「あいつらの日本語は笑える」
「ぜんぜん日本語を分かってないよな」
そういう人ももちろんいますよね。
ただ、やはり外国の人が先月よりも日本語が上手になっていたらその人を応援したくなる気持ちを持つ日本人も多いですよね。
アメリカ人だって同じです。
こちらが努力を続ければ、彼らの態度もみるみる変わってくることが実感できています。
どこの国でも努力家は好かれる
結果を問われるけど…
なるほど、興味深いお話でした。「英語が話せて損することは何も無い」には全面的に同意します。
ただアメリカに16年間住んで、アメリカ社会に根を張れば張るほど見えてくる差別もあるんだな〜と最近よく思います。
学生の時は見えなかったけど、アメリカで就職して、永住権をもらうような段階になって、感じた差別も多かったです。
アメリカに1年ぐらい留学して「私はアメリカで差別なんか全然受けなかった」という人もよくいますが、長く住むほど見えてくるものってありますよね。
Glocal Life さんの仰るとおりだと思います。気づかない人は本当に全く気づきませんよね。最初から「差別は無いだろう」というスタンスだから気づけないのだと思います。
私もアメリカ留学時に、とあるお店で気づいた黒人差別に一緒にいた日本人の友人は全く気づいていませんでした。
具体的には、レジが2つあいていて、ひとつが黒人店員、もうひとつは白人店員。黒人店員の方は常時1人並んでいるくらいで、白人店員の方は3、4人並んでいました。もちろん、店の端などの分かりにくい場所では無く、隣のレジでした(笑
私はドイツ人で典型的な白人ですが、このような差別は見ていて気持ちの良いものではないです。もちろん、ドイツにもこのような差別はあります、残念ながら・・・。
言葉が話せる=その国に馴染んでいる、ということで人の態度が変わるということには同意します、私自身日本に来てそのような経験がありますから。ですが、そのような努力を見ようともしない人が大勢いるというのも真実だと思います。
日本とひとくくりにするのもおかしいですけどね。
メジャーリーガーやサッカー選手を見ても(ダルビッシュ/マー君/黒田/野茂/本田/香川/岡崎ら)陽気な関西勢と、(松坂/井川/岩隈)ら根暗な関東人では全然違います。国内でもウェルカムな関西はあまり差別をしてませんが、在特会なんかは関東人で、排他しない関西を特定の外国人とだけ結びつけて叩いてますからね。ガラパゴスは日本じゃなく関東のことです。
>ひとくくりは良くない
コメントありがとうございます。
むしろ関東と関西でくくるのも今の時代と合っていないように思いますが・・。
アメリカに住んでそろそろ二年になります。細かい差別はたくさんあるのは事実ですが、話せるようになると、相手の対応が変わるのは肌で感じますので、ご意見には同意します。私の場合は、日本人特有の発音を出来るだけ減らすようにしまして、よくなりました。私の周りのアメリカ人たちは、残念ながら日本人の英語を聞き取るのが一番大変だという事で意見が一致してました。。。
84P+さん
日本人特有の発音を減らす!完全に同意です。
なるべくアメリカ人の発音を聞いて真似してを繰り返すことで、だんだん馴染んでいけるのかな〜と思っております。
英語の発音が悪いとか聞き取れないとかで差別や対応が悪いとは、さすがはアメリカという国
ですね(笑)
私も日本で外国人(白人)にいきなり英語で突然話しかけられましたが、それでもごく普通に
対応しましたがそういう姿勢が必要なんじゃないですかね。
アメリカという国・人も変わって欲しいと思います。あんなに移民歓迎や人種差別反対を
声高々に世界に言う国なんですから。
英語がネイティブに話せて表面上差別が無くなっても、アメリカ人の心の中ではやはり
「このイエローモンキーが」なのかもしれません。
言葉が悪くてスミマセンでした。アメリカに限らず世界から人種差別は無くなって欲しいです。
アメリカに来て6年になります。
ボストンに住んでますが日本人の友達が、少ないせいか発音はネイティヴにここで生まれたの?と聞かれるようになりあまり物怖じせずにオーダーしたり、質問したりするようになってからアカラサマに嫌な態度を取られることが少なくなったなと感じます。多分差別というよりは面倒なんだと思いますよ。あとは日本人や他国の留学生はチップの支払いが悪くて嫌われます。現地人ぽく振舞っても留学生と勘違いされわざわざ念を押されたこともあり普段私は20%払うのですが憤慨し15%にしました。5%損したわねというと謝って来ましたが。。
あとはマネージャーなどのさりげないアジア系への無関心がこれは差別かなと思います。
とにかく英語を話すことですよね。
あと、やっぱりチップ払いが悪いのも冷遇される理由の1つですよねー。私はずっと18%だったので、それでも悪い方だったのか・・。
うーん
言葉の壁ゆえ冷遇されるって
それは人種差別ではなく、
単に嫌なのでは?
人種差別なら英語が話せても
日本人という事で冷遇されますよね。
私はアメリカに住んで英語もろくに話せず、
感じ悪い店員なんていくらでもいますが、そりゃあこっちがムッツリ黙ってたり、話しかけられても、「◯△✖️□」と向こうに聞こえたら、めんどくさい客やと思いますよね?
これは人種差別ではありません。
>えいさん
差別を受ける原因は、人種の違い以上に「言葉が通じるかどうか」である。
というのが私がこの記事で伝えたかったことで、本文もそういう風に書いたつもりです。
えいさんのコメントの内容と私の意見に齟齬は無いかと思うのですが・・?