外国人差別

日本で生活していて、外国人を見ないで丸一日を過ごすことはもはやなくなりましたよね。

この前、東京で暮らす古くからの友人と話していて、「あ〜、この人これから苦労するだろうな」と思った出来事がありました。これからの日本で生活していく上で読者の皆さんと意見交換がしたいと思ったので共有します。

ガイジンめんどくせーよ、は古い感情

外国人差別

(雑居ビルのイメージ) 画像:http://www.daytradenet.com/Tokyo/2008/sakata/Sakata.htm

昼食のために、小さな雑記ビルの8階にある中華料理屋に行こうとした彼。どんなビルかというと、中華料理屋と怪しいマッサージ屋だけが入っているような本当の雑居ビルです。エレベーターはビルの入口の一つしかありません。

そのエレベーターの前に、旅行客らしきアメリカ人が5人立っていたそうです。おそらくトリップアドバイザーでその中華料理屋が美味しいという口コミを見たのでしょう。

ただ、日本の雑居ビルって、ちょっと入るとき躊躇してしまいますよね?

どこの階に何があるのかわかりづらいし、エレベーター自体も薄暗いし・・。

アメリカ人の集団もまさしくそんな感じだったようで、エレベーターに乗ったり、降りたりを繰り返していたそうです。さらに、上の階まで行ったと思ったら、店がはっきりわからなかったのか、そのまま1階に降りてきたり。

その間、彼はずーっとエレベーターが空くのを待っていたので、大分イライラしたし、ランチの時間も削られたと怒りまくって話してくれました。

「もう、本当ガイジンめんどくせーよ!わかりもしないのに、あんなとこ来るなよなぁ!オーウオーウとか言ってて、あいつら何考えてるか全然わかんない。日本の良さをわかってないんだよ!」

私「で、その人たちは結局どうなったの?」

「いや、なんかあきらめてビルから出て行ったよ。あとは知らない。俺中華屋行ったし。」

 

・・・さあ、皆さんがもし彼の立場だったらどうしましたか?

彼と同じように見て見ぬフリをして、後で周りにアメリカ人の悪口を言いふらしますか?

短いランチ休憩の時間を削られた彼のイライラもわからないではないのですが、この程度のトラブルって日本ではこれから増える一方ですよね。

日本への観光客の数が年間2000万人を突破しましたが、政府は2020年に倍の4000万人の外国人観光客を呼び込む目標です。

東京や大阪だと、歩いていればそこら中に外国人がいるイメージですね。

ガイジンめんどくせーよ、なんて言ってても、今後外国人の数は増える一方です。

「この間ガイジン見たよ!」と言っても誰も驚かないし、そんなことで騒いでいる方がみっともない時代がやってきています。

エレベーターで困っている外国人がいれば、軽く声をかけてあげるだけで、自分の待ち時間も減るし、彼らもハッピーになるでしょう。

ダサいことしてると周りの日本人から見下される

外国人に冷たくしたり、差別したりするのは、もはや日本でも時代遅れです。

言葉がわからなくても、相手の態度を見ていれば自分達を馬鹿にしたり、見下したりしているのはすぐにわかります。

さらに、これからの若い世代は外国人と接することが更に普通になってきますので、日本人だけで固まって、日本最高!この国に生まれてよかったー!なんて言っている大人たちを見てダサいと思うようになるかもしれません。

外国人を見て嫌な顔するよりも、日本楽しんでるかな〜、ちょっと英語の練習したいな〜と思っている方がハッピーですよね。