
先週、久々にリーガルの革靴を購入しました。ハラボ―(@life5usa)です。
この記事 → リーガルとスコッチグレインの違い:百貨店の靴売場の店員に聞いてみた
ツヤツヤの黒のビジネスシューズにテンション上がりまくりですが、革靴を新調するのなんて2年ぶりくらいだったので、革靴をおろす前の最初のお手入れってどうするんだっけ?とちょっと不安になってしまいました。
お手入れ本を見直したり、先週リーガルの店員さんに聞いたお話しを基に、写真を撮りつつ整理したので、これから新しい革靴をおろす方は参考にしてみてください。慣れたら5分で終わります!
この記事の目次
新品の革靴を履き始める前のお手入れ:全5ステップ
新品の革靴は、ほぼ汚れやホコリのついていない綺麗な状態ですが、
生産された時から時間が経っていれば、靴表面の油分が飛んでしまっていたり、ワックスが劣化している場合もあります。
靴表面をクリームで改めて保湿して、防水スプレーをかけて、汚れにくい状態にしておきましょう。
ステップ1:馬毛ブラシでほこり落とし
革靴の表面のホコリを馬毛ブラシで落としていきます。
新品でも多少はホコリが付いているものなので、ササッとはらっていきましょう。
特に靴底の縫い目の部分は、汚れやホコリが溜まりやすいので、ブラシの際を使ってしっかり取るようにしましょう。
○なんで馬毛なの?
ホコリ落としに馬毛ブラシが良いと言われるのは、毛が柔らかくブラシ表面に密集しているためです。化繊ブラシのように表面を傷つけることも無く、パパッと汚れ取りを終えられます。
あまりに安い馬毛ブラシだと、毛がやたらに抜けたり、靴に細かい傷がついたりしてしまうので、ある程度しっかりしたものを買った方がいいです。
価格と品質のバランスが良くておすすめなのは、コロニル(Collonil)です。
ステップ2:豚毛ブラシでクリームを塗る
続いて豚毛ブラシを使って、靴クリームを塗りこんでいきます。
クリームを塗りこむときは、馬毛よりも豚毛のブラシがおすすめです。
豚毛の方が馬毛よりも硬めなので、シワに入り込んだクリームをかきだしながら、クリームを表面に均一に塗ることができるのだそうです。
*まだ、馬毛も豚毛も持ってないよ!という方はこういうセットになってるブラシを買っても良いと思います。
靴クリームに関しては、私は昔ながらのKIWIの靴クリームを使っていますが、今はモゥブレイとかのが人気かもしれませんね。
ちなみに、KIWIのクリーム(ポリッシャー)が乾燥してカピカピになってしまった方はいませんか?
そんなときは、フライパンの上に缶のまま乗せて温めるかドライヤーで温めると復活しますよ!
私は一度フライパンの上で温めた後に、缶のフタが空いて、フライパンの上を靴墨だらけにして妻からマジで怒られました・・。それ以来、ドライヤーを使って温めるようにしています・・。
ステップ3:クロスでツヤ出し
ブラシを使って塗り込んだクリームをクロス(布)を使ってさらに広げていきます。
クロスは柔らかいものなら何でも構いません。Tシャツの切れ端でも良いです。
私は、海外の高級ホテルに泊まった時にもらったものをずっと使っています(笑)
ただし、黒い革靴を磨くクロスと、茶色い革靴を磨くクロスは分けた方がいいですね。
クリームが色移りしてしまうと大変なので。
磨けば磨くほど、革の光沢が増していくので面白いですよー。
ステップ4:防水スプレーをかける
ほこり取り、革の保湿、ツヤ出しが終わったところで、最後に防水スプレーをかけます。
このスプレーのおかげで、雨や汚れがつきにくくなります。
私が使っているアメダスの場合は、「スプレー後、15分ほど乾燥させてください」と書いてありますが、基本的には一晩は置いておくようにします。
防水スプレーは、アメダス以外を選ぶなんてあり得ません。圧倒的な効果です。
ステップ5:シューツリーを入れて保管
15~30分ほど乾燥させたら、シューツリーを靴の中に入れて形を整えましょう。
以前にオールデンで買い物をしたときに、アメリカ人のシューフィッターのおじいちゃんに「良い革靴を買ったらシューツリーを必ずつけなさい」と言われました。
それ以来、必ず革靴にはシューツリーを入れるようにしています。
形を整えるだけでなく、靴の除湿にもなるし、防臭効果もあるので、絶対使った方がいいです。
これくらいの値段ので充分です。
まとめ
以上、革靴を最初におろすときの手入れをまとめてみました。
パパッとすませれば、本当に5分くらいです。是非、革靴を新調する際には、見返してみてくださいね!
既に履いている革靴の場合も、これにリムーバーを使った汚れ落としのステップが入るだけでほぼ一緒です。
まだお手入れグッズを何も持っていないという方は、こういうシューケアキットを買ってしまった方がやる気になって良いと思います。