アメリカでペットを飼う方法

アメリカでペットを飼う方法

アメリカで生活をしていて、犬や猫を飼いたいと思ったらまず何からすれば良いのでしょうか?

今回は、実際にアメリカで犬を2匹飼っているmayumiさんに、アメリカでのペット探しの方法を詳しく紹介いただきました。

私も初めて知りましたが、アメリカでペットを飼う上では、米国社会の中でペットがどのように扱われているかを知る必要があると感じました。日本とはかなり異なるようなので、アメリカ在住者でこれからペットを飼うことを検討されている方は必読です!

アメリカで犬や猫を飼う時、どこで探せばいいのか?

アメリカで犬や猫などのペットを飼おうと思ったら、ペットショップで購入することはまれです。

その理由については、最後に触れますが、大抵の場合、アメリカ人は以下の3パターンのどれかでペットを飼い始めます。

その1:シェルターから譲り受ける

アメリカでペットを飼うには

(引用:http://www.aspca.org/animal-homelessness/shelter-intake-and-surrender/pet-statistics)

アメリカ人に「あなたのペットはどこから来たの?」と聞くと圧倒的に多いのが「シェルターから」と言う返答です。

シェルターとは、いわゆるペットが保護されている保健所です。

日本では、悲しいことに保健所に保護された犬の殺処分率は90%程度と言われていますが、アメリカでは約60%。日本よりも、保健所で飼主が見つかるケースが圧倒的に多いんです。

自分が住む地域の近くのASPCA(American Society for the Prevention of Cruelty to Animals)やHumane Society(保健所)に行くと沢山の犬、猫がいて、見学ができるようになっています。

Pet Finderというサイトでは、どのシェルターに今どんな子たちがいるのかを見ることができます。犬や猫だけでなく他の動物も探せますので、覗いてみると良いと思います。

https://www.petfinder.com/

もしくは自分の住んでいる地域にある犬種ごとのレスキュー団体もあります。

GoogleやYahooで、

[自分の探している犬種_自分の住んでいる地域の名前_rescue]

と検索すれば、レスキュー団体のサイトが出てきます。

その2:ブリーダーから譲り受ける

続いては、ブリーダーから譲り受けるという方法です。

あまり見かけない犬種、猫種などはやはりブリーダーさんからが確実です。

これもGoogleやYahooで

[自分の探している犬種または猫種_自分の住んでいる地域の名前_breeder]

と入力して検索します。

ブリーダーさんは近くにいない場合も多いので、地域をを広めに入力することをおすすめします。

ブリーダーさんは子供が生まれてからの譲り受けになるので、順番待ちになるかと思います。

もし、生まれた子達が5匹いて、自分の順番が6番目だとキャンセルが出ない限り、次の出産まで待たなくてはいけません。ただし次の出産では1番目なので1番目に自分の好きな子が選べます。

その3:新聞&Crags Listsの募集情報

最後は、新聞やCraigslistで、地域の人が出している飼主募集の情報を見つける、という方法です。

新聞には定期的に飼主募集の情報が出ます。さらに、Craigslistというサイトは、地域の情報提供を目的に作成された非常にシンプルなサイトです。

[Craigslist_住んでいる街]

で検索すればすぐにヒットするので、一度見てみると良いと思います。

私は現在2匹の犬と猫1匹を飼っていますが、2匹の犬は新聞で飼主募集を見つけて、譲り受けました。これは新聞に載っていた写真です。

dog

まとめ、アメリカでペットショップで犬を買うことはおすすめしません

以上、アメリカで犬・猫を飼い始める方法を紹介しました。

日本だと、ペットを飼い始める=ペットショップで購入という手段が自然と頭に浮かぶと思いますが、アメリカでは一般的ではありません。それは、ペットショップで売られるペットを卸しているブリーダーへの反感が非常に強いからです。

アメリカでは、パピーミル(puppy mill) = 子犬工場と呼ばれるようなひどい環境で大量の犬・猫を繁殖させている業者の存在が社会問題になっています。

アリゾナ州など、都市によっては、保健所からのペット以外の販売を禁止しているところまであるんです。

殺されてしまう動物の数を減らす意味でも、パピーミルを廃業に追い込む意味でも、ペットショップ以外の方法でペットを飼い始めるのがアメリカの一般的な飼主なんです。